マインドフルネスの話

マインドフルネスとは、「気づき」と「受容」

今、世界規模で注目を集めるこの「マインドフルネス」、実は最初に大流行したのはアメリカでした。シリコンバレーのIT企業を皮切りに全土へと広まり、あのスティーブ・ジョブス、ビル・ゲイツも実践したことで知られています。

「マインドフル」とは直訳すれば「心を向ける」という意味。それに接尾辞の「ネス」をつけて名詞形にしたのがマインドフルネスという言葉です。学術的な定義としては、「意図的に、今この瞬間に、評価や価値判断をせずに、注意を払うこと」といったものになります。

もうシンプルに言えば、今この瞬間の感覚に気づく、例えば息を吸うと体が膨らむとか、歩けば足の裏に接地した感覚が生じるとか、梅干を食べたら口の中がすっぱくてつばが出てくるとか、そういったありのままの感覚を、しっかり注意して感じてみるということ。そして、その時に感じたその感覚について、良いとか悪いとかを決めつけないで、ありのままに受け止めてみること。

この、「気づき」と「受容」の二つができている状態がマインドフルネスです。

マインドフルネスを実践しやすい方法として、「瞑想」があります。マインドフルネス=瞑想法と間違って認識している人がとても多いのですが、瞑想は、マインドフルな状態を目指すための1つのアプローチです。

公園で瞑想をする女性のイメージ画像