マインドフルネスの話

一流のビジネスパーソンが実践

アップル社の創業者で、iPhoneなどを生んだスティーブ・ジョブズは、アメリカにおける最初のメジャーな「瞑想するCEO」であり、禅仏教の伝統の信奉者、東洋思想の学徒でした。実は、日本人の導師に師事し、ひっそりと、かなり深く研究していたのです。瞑想を愛し、自分の家の中に 瞑想スペース(散歩道のようなもの)をつくったりもしていました。

日々忙しい中で、プレッシャーも強いにもかかわらず、クリエイティブであることが要求されるITベンチャーのトップとして、瞑想を習慣として、マインドフルネスを実践していました。

スイレン画像

またマイクロソフトの創業者であるビル・ゲイツ、京セラ・第二電電(現・KDDI)創業者である稲盛和夫、古くは松下幸之助といった一流の経営者たち、またイチローなど一流のスポーツ選手も、みな瞑想を日課とし、集中力や直感力を磨き、また自身のストレスコントロールに役立てているそうです。

そしてGAFA(グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン)やYahoo!などグローバル企業は、マインドフルネス瞑想の効果として科学的に証明されている、①集中力・注意力の向上、②生産性の向上、③ストレス耐性の向上、④クリエイティビティの向上、⑤コミュニケーション能力の向上を目指して、社員研修として、マインドフルネスを積極的に導入しています。

参考『スティーブ・ジョブズⅠ・Ⅱ』(講談社)